中1は2月~翌年2月までの13ヶ月間が、
中2・中3は3月~翌年2月までの12ヶ月間が授業年度です。
すべてにおいて基礎固めをする1年間です。これは、受験学年である中3の1年間を乗り切るための「勉強する体力」をつける時期という意味です。そして、そのために重要なのが「勉強方法を確立する」こと、学んだことを「自分のモノにする(=使いこなせるようにする)にはどれだけの勉強量が必要なのかを身をもって知る」ことです。そのために授業への臨み方、授業以外での勉強方法、定期試験前の勉強方法…など、教えられた手法を愚直に実行することを求められます。
英語は基本の反復を徹底します。文法を理屈で理解するとともにセンテンス(文)を書くことを習慣づけます。特に英文を読む際の「主語・述語の見極め」は年間通じて徹底していきます。数学は計算力を徹底して鍛えるとともに、応用問題・発展問題における「解答に至るまでの手順の言語化」に注力しています。「解けたからOK」とするのではなく、「なぜその解答に至ったのか」を説明できなければなりません。ここの成否で大きな差がつくと考えています。また、国語は論説文・小説文の読み方を身につけていきます。
中2は3年間で最も勉強する単元が多い学年です。つまり、入試でも出題される比率が高い学年でもあります。そして、それ以上に重要なのは内申点についてです。当塾では「志望校に必要な内申点は中2のうちに確保しておくよう」に指導しています。というのも、中3になってから飛躍的に内申点が上がる生徒の割合が低くなっているためです。また、内申点を十分に確保したうえで中3になれば、それこそ入試本番のための受験勉強に集中できます。そういう点から見ても中2は大変重要な学年といえます。
英語は中1で学んだことを土台とした応用になりますが、夏以降はその内容が難しくなります。不定詞・動名詞・比較・受動態などは入試でも頻出であるため、センテンスを重視しつつ理解を深めます。また、英文を読む際には「文型」「構文」を意識するよう徹底しています。数学は入試頻出である連立方程式・一次関数を固めつつ、特に図形・関数についての概念理解を深めます。また、引き続き「解答に至るまでの手順・解法の言語化」を徹底しています。国語は前年に引き続き「読み方」を徹底していきます。ポイントは4点に絞っていますが、常にその4点について質問をしながら授業を進めています。
受験学年である中3では授業のスピードが速くなり、その量も格段に増加します。中2までに「勉強方法を確立」して「自分のモノとするための必要な勉強量を身をもって知ることができ」ている生徒は、トントン拍子で進んでいきます。が、それらが確立できていないとかなり苦労します。遅くても夏期講習前までに確立しておくことが求められます。
重要なのは、10月までに「過去問を解ける状態にしておく」ことです。ですから、各教科とも9月までにすべての単元の学習が終了します(一部は9月末までに終了)。英語では現在完了・分詞・関係代名詞、数学では二次関数・三平方の定理を重点的に固めていきます。夏期講習では3年間の総復習とし、秋以降の入試対策に入れる態勢を整えます。理科・社会もこの夏で基礎を完成させます。10月以降は本格的な入試対策に入ります。英語・数学については2クラスに分け、入試レベルの問題や実際の過去問をこなしながら、様々な問題の解法を身につけます。実際の過去問を解くときに重要となる時間管理・時間感覚もこの時期に徹底します。
教育系企業にて校舎責任者・新規事業責任者を歴任。その間累計4,000名以上の高校生・大学生との面談実績を積み上げてきました。その経験を活かし「授業をするだけでなく」「自分の意志で完遂できる」ための指導をしています。おかげさまで、都立自校作成校・共通問題上位校・私立上位校への進学者を毎年輩出し続けています。